ホワイトニング治療

歯科のホワイトニングとは薬剤を使用して、歯を白くする施術のことです。

ホワインニングの治療方法  (神経の生きている歯に応用可能)

オィフィスホワイトニングクリニックでの施術
38.500円~60.500円(税込) 施術部位により
ホームホワイトニング自宅でマウスピースを使用して行う方法
55.00円(税込)
デュアルホワイトニング自宅とクリニックの併用
(上記の合算料金)
インターナルブリーチ(ウォーキングブリーチ)
 神経の無い歯の着色を除去するために、歯の中に直接漂白効果のある薬剤を直接作用させます
 副作用としては、薬の刺激による歯根吸収や歯がもろくなることもあります。
22.000円(税込)

国内では歯を白くするためには、漂白する薬剤(過酸化水素・尿素)を使用するため、歯科医師の診断と処方が必要です。

ステインと呼ばれ、お茶やコーヒー、ワイン等に含まれるポリフェノールなどの色素やタバコのヤニなどの着色は通常の
クリーニングでも十分な色調を取り戻すことも可能なため、ご相談ください。

その他、加齢により磨耗したエナメル質が中の象牙質を透過させるために、変色したように見える場合もあります。

ホワイトニングの適応症例は、虫歯のない生きている歯が条件です。
被せ物や詰め物は漂白できません。

施術後のメインテナンスも重要になります。
白さの維持は3-6ヶ月と言われています。食べ物の嗜好品によって個人差があります。
歯科医院での定期的クリーニングはホワイトニング効果が長持ちしやすくなります。
また、タッチアップホワイトニングと言われている効果の落ちる前に、追加のホワイトニング施術をお勧めします。

歯の状態により、効果の現れない歯の質もあります。
まずはご相談いただき、診断後に丁寧にご説明させていただきます。

歯科医院でその日のうちに

ホワイトニングについての説明 歯の表面をクリーニング

オフィスホワイトニングについての説明と、現在の歯の色の確認を行います。
そしてホワイトニング効果を得やすくするために歯の表面のクリーニングを行います。

STEP
1

歯肉保護

ホワイトニングジェルが触れないように歯肉を保護します。

STEP
2

ホワイトニングジェルの塗布

歯面にホワイトニングジェルを塗布します。

STEP
3

光を照射

ホワイトニングジェルに光を照射します。

STEP
4

効果の確認

ホワイトニングの効果を確認します。

STEP
5

ご自宅で継続的に

歯科医院で

ホームホワイトニングについての説明と現在の歯の色の確認を行います。               

ホワイトニング効果を得やすくするために歯の表面のクリーニングを行います。            
歯の型をとってマウストレーを作製します。
完成したマウストレーとホワイトニングジェルをお持ち帰りいただきます。              

STEP
1

ご自宅で

効果的なホワイトニングのために、ブラッシングを行います。       
マウストレーへ1歯あたり米粒2つ分を目安に、ホワイトニングジェルを注入します。             

マウストレーを装着します。装着時間は1日1回、2時間以内としてください。             

ホワイトニング終了後、歯面に残ったホワイトニングジェルをとるために、ブラッシングを行います。
また、マウストレーも残ったホワイトニングジェルをきれいにとるために歯ブラシ等で洗います。    

※温水では行わないでください。マウストレーが変形する恐れがあります。

STEP
2

歯科医院で

ホワイトニング効果の経過確認を行いますので、歯科医院に指示された日に来院してください。   

STEP
3

ホワイトニングのメカニズム

ホワイトニングジェルに含まれる有効成分(過酸化水素・過酸化尿素)が、歯を痛めることなく内部に浸透し、沈着した色素を分解。
繰り返し行うことで、より深い部分の色素まで分解し、歯を白くすることができます。

ウォーキングブリーチ法

歯の神経を取ってしまったために黒く変色した歯を内部から漂白する方法です。

神経のなくなった歯(失活歯)は、だんだん変色していきます。
このような歯は、根っこの治療が終了していれば、歯の内側から漂白することが出来ます。
特に前歯の場合は写真のように目だってしまいます。それを元の白い歯に戻す方法がウォーキングブリーチ法です。歯の内側の神経のあった空洞に漂白剤を入れ、仮の蓋をして、帰宅してもらいます。一歯単位でおこなうことができ、回数は、個人差がありますがだいたい2~5回で写真のような効果が出ます。

実際の方法

  1. まず裏側から穴を開けます
  2. 30%過酸化水素水と過ホウ酸ナトリウムを混ぜて穴の中へ入れます
  3. 穴をふさぎます

この状態で1週間ほど待ちます。2~5回これを繰り返して白くしていきます

注意事項

変色の程度により漂白効果が得られるのに個人差があります。
生活習慣(タバコ、コーヒー)などで後戻りする期間が異なります。

メンテナンス

漂白終了後の後戻りに対する歯面清掃を含めた定期検診などのメンテナンスをおすすめします。
後戻りした場合、再度漂白し直す事が可能です。

ホーム・ホワイトニング:インフォームド・コンセント
Home Whitening : Informed Consent

「ホワイトニング」に関するインフォームド・コンセントをお読みいただき、十分に治療を理解したうえで受診するか否かをお決めください。また内容に関するご質問がございましたら、担当歯科医・スタッフにご遠慮なくおたずねください。

「ホーム・ホワイトニング」ってどんな治療?

ホーム・ホワイトニングはDo It Yourself 方式の治療法で、都合の良い時間に自宅で行うことができます。ご自分で実行することに不安を感じるかもしれませんが、知識が豊富な歯科医の監督指導のもとに行われますから、ご安心ください。使用される器材は「ホワイトニング剤」と「カスタムメイドのトレー」だけ、しかも簡単ですが、あなたご自身の努力がキーポイントとなります。

妊娠中あるいは授乳中の女性に対する安全性は、保障されておりません。該当する場合には、緊急を要する治療行為ではありませんので、安心して受診できる時期までお待ちになるようお勧めします。

(1)どの程度「白く」なるの?
◆歯科医の指示にしたがって確実に実行していただければ、ホワイトニング完了後には「白く美しい歯」となり、ご自身の笑顔がイメージアップできます。ただ残念なことに、現在の状態をご希望の「白さ」までできるという保証はありません。なぜかというと、生体にダメージを与えないよう、安全にホワイトニングするには限界があるからです。
◆また通常は良好な結果が得られますが、どの程度の改善が見込まれるかを確実に予測することは困難です。偏食の原因や程度・歯の質・ホワイトニングを実行する度合いなどの要素により、個人差が大きいからです。
◆この点に関しては、学術書・術前術後の症例写真・コンピューター・シュミレーションなどをご自分の目で確認しながら、歯科医・スタッフと十分に話し合うことが必要です。
◆ホワイトニング開始前に確認していただきたいことは、「人間の目は敏感に新しい色調を判別できますが、自分の目はその色調にすぐに慣れてしまう」ことです。ご自分の歯を毎日見ていることで、白さが改善されても、以前から変化していないように錯覚しはじめます。もし効果に疑問を抱かれた場合は、歯科医の保存する治療開始前のデータや写真と比較することで、疑問は解消されるはずです。

(2)治療期間は?
◆1日に6~8時間トレーを就寝時に装着します。毎日連続しなければ効果がないという治療ではありませんが、ご自分の生活ペースに合わせて、2日あるいは3日に一度は確実に実行する必要があります。
◆通常は5日間ほどで初期効果が確認できるようになり、治療が完了するまでの期間は4~6週間です(上顎・下顎ともにホワイトニングする場合は期間が2倍となります)。トレー装着時間・回数が足りない場合は、期間を延長して効果を得るようにします。またホワイトニングが困難な症例と診断されたケースでは、予測した結果がなかなか得られない、あるいは白さがチョーク様となる場合があります。

(3)薬の安全性は?
◆効果を得るために、「過酸化水素」あるいは「過酸化尿素」を含有したホワイトニング剤が使用されております。米国食品医薬品局:US Food and Drug Administration(FDA)は、両薬剤をホワイトニング用としてではありませんが、口腔用殺菌剤としての安全性を保障しています。ちなみに、「3%過酸化水素水」は「オキシドール」として知られていますが、洗浄・殺菌に永年汎用されているのは、毒性や副作用がなく簡便に使用できるからです。
◆さらに、ホワイトニングが開始されて以来100年が経過し、現在実施されている治療法の経験者はすでに1000万人を超えると推定されますが、歯科医が関与したホワイトニングに限定した場合、歯・歯肉・舌・頬粘膜・咽頭に重篤な障害を起こした事例は報告されておりません。簡便な方法により効果が得られ、しかも安全であるという経験を踏まえて、米国の統計では90%の歯科医がホーム・ホワイトニングを採用しています。

(4)痛みや不快症状は?
◆ホーム・ホワイトニングは「無痛」「歯質を切削しない」「麻酔が不要」と三拍子揃い、それでいて劇的に状態が改善される理想的な治療法です。ただし治療中の不快感は少ないとはいえゼロにはなりません。
◆ホワイトニングは歯の表面から薬剤を作用させますので「隙間のある充填物」や「未治療の虫歯」を処置しないまま治療を開始すると、その部分から薬剤が浸透して歯の神経がダメージを受ける場合があります。すでに知覚過敏の傾向がある場合も同様です。
◆また、ホーム・ホワイトニングによる不快感には、冷熱に対する知覚過敏、歯肉の灼熱感、口腔粘膜の潰瘍、吐き気、歯の痛み、嚙み合わせ具合の不調、顎関節や顔面の痛み、漂白剤を飲み込むことで起こる咽頭の痛みなどが考えられます。いずれかの症状が引き起こされた場合には必ず歯科医に報告し、アドバイスを受けるようにお勧めします。
◆特に冷熱に対する知覚過敏は個人差がありますが、大多数の受診者が経験することになります。大部分は数時間で消失する一時的なもので心配には及びませんが、積極的に知覚過敏抑制剤を使用して短時間で鎮静させることも可能ですので、歯科医・スタッフにご相談ください。

(5)治療済みの歯はどうなるの?
◆ホワイトニングは天然歯にのみ有効に作用することから、治療の完了後でも人口修復物(かぶせ物・つめ物)の色調は以前のまま残留し、濃い色調が一段と目立つようになります。その場合には、新たな色調に合わせて再治療することで、口腔内全体が新しい明るい色調に統一され、美しさが際立つようになります。
(6)完了後のメンテナンスは必要なの?
①ホームケア
◆ご自身によるホーム・ケアは、歯の白さを永続させる大切なポイントです。そのためには、ブラッシングを基本とする「正しいプラーク・コントロール」を励行する必要がありますので、歯科医や歯科衛生士の指導をお受けください。そして再着色の原因となる、タバコ・コーヒー・ウーロン茶・ワインなど着色因子を含有する嗜好品を控えるほうが無難です。
◆ただ嗜好品は生活をエンジョイする「心の余裕」ともいえるので、ホワイトニング直後の白さを維持したいなら、無理にやめてス,トレスを感じるよりも、6か月に一度くらいは診療所でプロフェッショナル・クリーニングを受けることをお勧めします。
②タッチ・アップ

◆ホワイトニング効果は永続することが理想といえますが、現実には数々の要因が重なり改善後の色調が変化します。そこで、ホーム・ケア以外にも効果を長持ちさせるタッチ・アップが不可欠となります。ホーム・ホワイトニングのタッチ・アップとは、6か月ことの定期検診の際に1~2回治療を反復して効果を維持する方法です。
(7)「これだけは守ってほしい」こと
①予約した時間に必ずご来院ください。定期的に歯・歯肉などに異常がないか、進行状況はどの程度かをチェックします。
②トレーの装着時間は、歯科医の支持を厳守してください。
③押し出された薬剤を飲み込んでいると、咽喉に痛みを感じることがありますので吐き出すようにします。
④トレーを使用したら水洗・乾燥させてトレーケースに入れ、清潔に保管するよう心掛けてください。またトレーは熱で変形しますので、熱湯で洗浄しないようにご注意ください。
⑤トレーを装着したままでの飲食は厳禁です。


私はホーム・ホワイトニングに関する上記の記載事項を読み、さらに治療に関する事前説明を受けて内容を十分に理解いたしましたので、この治療法を受診いたします。また治療に際しては歯科医の指示に従い、ホワイトニングが完了しても定期的に治療を反復いたします。

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